日本は科学技術強国として世界に知られている。中国も科学技術に力を入れており、量子技術など日本の先を行く分野もあるほどだが、ノーベル賞の受賞者は非常に少ない。14億の人口を抱える国で、自然科学分野の受賞者は今のところたった1人だ。中国メディアの百家号は3日、「どうして日本は毎年のようにノーベル賞受賞者が出るのか」について分析、紹介している。

 記事の中国人筆者はまず、中国では「すごいぞ、わが国」という自画自賛の論調が多いが、安心感に浸りすぎていると指摘。中国の科学技術にはまだ不足があり、それは日本を見るとわかるという。記事は、中国の問題点について専門家の意見を伝えている。

 この専門家によると、中国がノーベル賞を取るには「時間」と「基礎」の2つが必要だという。これまで中国は、「西洋の開発した新技術に少しの改良を加え、素早く応用してきた」に過ぎないと指摘。当然その結果は「オリジナル性のない発見」ばかりで、だからノーベル賞を逃してきたのだと伝えている。

 記事は、慌てて成果を出そうとしても良い結果が出ることはあり得ないと指摘。日本のように、時間をかけて基礎をしっかり固めてこそ、成果が途切れることなく付いてくると伝えた。だから日本は、近年コンスタントにノーベル賞を受賞してきたのだろう。

 しかし、だからといって将来も必ずそれが続くとは限らない。この先も「途切れることのない成果」を望むなら、記事が指摘する「時間と基礎」を地道に重ねていかなければならないのは、日本も同じことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)