新型コロナウイルスの感染拡大を期に、ネット通販をより活用するようになった人は多いだろう。この点、中国では新型コロナが発生する前からネット通販が人々の生活に欠かせないものになっており、日本とは比較にならないほどの利用率だ。中国メディアの百家号は4日、「日本のネット通販はどうして発展しないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本ではネット通販がなかなか普及しておらず、「通販サイトの種類も少ない」と紹介。さらにモール系の通販サイトでも出店数も少なく、中国と違って選択肢があまりないと主張し、ネット通販が中国ほど爆発的に普及していないのは「ネット上の決済に不安を抱える人が多いからではないか」と分析した。

 また、日本は「物流が中国ほど発展していない」と主張。中国ではネット通販の普及に伴い、非常に多くの物流会社ができ、荷物の扱い方はともかくスピーディーな配達が可能となっているが、日本では配送料金は決して安くなく、ネット通販は利用者にとって配送コストの負担が比較的重いことを強調した。

 記事の中国人筆者は最後に、「日本の実店舗は世界一流のサービスを提供している」ため、日本ではネット通販があまり発展しないのではないかと主張している。実店舗での買い物が便利で楽しければ、ネットショッピングに頼る必要はないからだという。

 記事では指摘していないが、中国のネット通販は実店舗で購入するよりずっと価格が安いが、日本ではネット通販が特に安いというわけではない、というのもネット通販が中国ほど爆発的に普及しない大きな理由ではないだろうか。日本人はネット通販と実店舗を必要に応じて使い分ける、今のスタイルを維持し続けるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)