人口のおよそ4割が農業に従事している中国は農業大国といえるだろう。そんな中国から見ると、日本は「農業強国」と映るようだ。中国の動画ポータルサイト・西瓜視頻はこのほど、日本の農業資材販売店を紹介する動画を配信した。

 配信者は日本在住の中国人で、実際に農業資材販売店を訪れて店内で販売されている商品を撮影し、紹介している。例えば、店の外には多くの肥料や苗などが並んでいるが、そのなかに「温州みかん」の苗を発見。「中国のブランドも日本にたくさん来ているようだ」と誇らしげに伝えた。しかし実際には、名前は中国の温州から来ているものの、みかんを温州から取り入れたわけではなく、原産地は鹿児島だといわれている。

 続けて撮影者は店内を紹介。大小さまざまな発電機や、電動のこぎり、草刈り機、除草剤、エンジンポンプ、小型耕うん機、噴霧器などが陳列されていることを伝えた。価格はそれほど高くはなく、「何でもそろっている!」と品ぞろえの良さを伝えている。

 これを見た中国のネットユーザーから「日本の農業資材販売店は品ぞろえが良くて種類が多く店が大きい。まさに農業分野のスーパーだ」との感想が寄せられた。中国には日本のような農業専門の大型ショップがほとんどないからだろう。また、「農業は生活の基本。農業品質が高くなると国は本当の意味で強くなる」、「日本の農業をよく学んで中国の農業を発展させたら良いと思う」との意見もあった。

 中国でも最近では農業の機械化が進んできているとはいえ、多くの地域ではいまだに人手による作業に頼っている。また、農業従事者の収入は高くはなく、中国ではまだ大型の農業資材販売店を経営できるような環境が整っていないといえるだろう。日本のような農業専門の大型ショップが中国にも現れるころには、中国も農業強国となっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)