日本と中国は似て非なる国同士と言えるだろう。隣国同士であるだけに似た部分も多々あるが、生活のなかには異なる点も数多く存在する。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で暮らす中国人の視点から「日本のリアルな生活」について紹介する記事を掲載した。

 記事は最初に、日本の「治安の良さに驚いた」という中国人の感想を紹介。中国では一定規模のマンションであれば、敷地の周辺はすべて塀で囲まれていて、敷地内に出入りできる場所は数カ所に限定されていることが多い。また、入り口には警備員がいるのが普通であり、建物の窓には金属製の格子が設置され、ドアは二重の防犯扉になっている。こうした厳重な警戒ぶりは窃盗や空き巣などが多く、治安上の不安があることを示しているだろう。

 それだけに、日本で暮らす中国人は「日本人の無防備ぶり」に驚くのだと伝え、日本人の自宅に招待されたことのある中国人の見解として「戸建ての2階で食事をしていた時に、1階の玄関の扉と庭の門が開けっ放しになっていた」ことに驚いたと紹介。そして、日本人の友人に対して家の安全にもっと注意するよう喚起したが、この日本人の友人は全く意に介さなかったとし、その態度にも驚いてしまったと伝える一方、扉や門を短時間、開けっ放しにしていたところで、治安の良い日本では大きな問題がないのが驚きだったと紹介した。

 続けて、日本は自動販売機を壊してお金を盗む人がほとんどいない国であるため、至るところに自動販売機が設置されていて、「セルフ」文化が発達していると強調。その例として、ガソリンスタンドをセルフ給油する時の無人精算システムや各種証明書の自動発行システムを取り上げ、「非常に便利」だと称賛した。

 そのほか、中国人の視点で驚きなのは日本では外国人であっても国民健康保険に加入することができ、医療費の負担が大幅に抑えられることだと強調したほか、「中国では軽い病気でもみなが大病院に殺到するため患者で大混雑する」が、日本の場合は軽い病気であれば近所のクリニックで治療を受けることができるため非常に快適であるとし、これも日中の違いだと紹介した。

 記事は、日本と中国の違いや、日本の魅力は他にもあることを指摘しつつも、日本は社会全体が「極めて安定」しており、あらゆる物事が秩序正しく存在していると絶賛。それゆえに、たとえ中国人であっても日本では「心の安らかさ」を得ることができると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)