華僑ほどではないが、海外で生活する「和僑」も多く、いくつかの国には「日本街」が存在する。反日感情の根強い中国では珍しいことだが、中国・蘇州にも日本街ができたと話題になっている。中国メディアの騰訊網は1日、蘇州の日本街に行ってみたという中国人の体験談を紹介している。

 記事の中国人筆者は、話題のこのスポットに行ってみたものの、想像と違ったことが2つあって少しがっかりしたそうだ。1つは「和服を着ているのがみんな中国人だった」ことだ。日本街というからには、日本人が集まっていると思っていたのに、中国人ばかりだったので「想像と違った」としている。コロナ禍が過ぎれば、日本人の姿も見られるようになるかもしれない。
 
 2つ目は「女性の観光客ばかりだったこと」。男性の姿もちらほら見かけたが、地元住民か、女性の付き添いで来ている人くらいだったそうだ。反日感情や政治問題に敏感な男性には敷居の高い観光スポットになっているのかもしれない。記事の筆者は、日本街に来る若い中国人女性たちは「和服を体験し、自分が楽しむために来ているのであって、何が悪いのか」という気持ちなのだろうと推測している。

 中国にある日本街は、日本の中華街とはずいぶんイメージが違うようだ。コロナで日本に行けないからこそ、中国で日本を感じられる観光地が誕生したのかもしれないが、反日感情がいまだに強い国であるため、何かしらの名目で閉鎖されてしまう可能性は否めない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)