韓国メディアの報道によると、韓国防衛事業庁は軽空母建造のための「基幹技術開発会議」を開き、2024年までに軽空母に使用する9種類の基幹技術を掌握し、2030年までに軽空母を配備する計画だという。中国メディアの騰訊はこのほど、この韓国の軽空母建造計画について伝える記事を掲載し、「韓国は日本を意識しているのか」と問いかけた。

 記事は、韓国が建造を計画している軽空母は、満載排水量4万トンで16機の垂直離着陸機を搭載できると紹介。2021年には設計を開始し、将来的にはF35Bを搭載する計画で、「これが実現すれば、韓国海軍にとって最も威力のある武器となる」と伝えた。

 しかし、この計画には韓国国内からも疑念の声があるという。その理由の1つが費用の問題で、建造費に2兆ウォン(約1800億円)もかかり、配備すれば維持コストはその数倍もかかることが見込まれるため、これは韓国にとって大きな出費だと指摘した。このため反対意見が少なくないそうだ。

 韓国政府は空母建造の理由として、「周辺国の海洋安保脅威に対応するため」と説明していると記事は紹介。しかし、海外メディアは韓国政府のいう周辺国とは「日本のことを指している」との見方があると伝えた。日本でも「いずも型護衛艦」を空母に改修する計画があるためで、「韓国は空母保有という点で日本に遅れを取るのが我慢ならないのだ」と記事は分析した。

 確かに、韓国は領海が小さく、空母を運用する機会はあまり多くないかもしれない。そもそも、韓国にとって本来、最も脅威となっている周辺国は北朝鮮であるはずであり、北朝鮮の脅威に対応するうえで軽空母はあまり関係がないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)