日本は戦後、奇跡的な復興を遂げて先進国の仲間入りをしたわけだが、中国メディアの百家号は1日、「日本人は常に学び、革新を続けてきた」と称賛する記事を掲載した。中国も学ぶべきだと伝えている。

 記事はまず、中国の発展も目覚ましいと指摘し、世界の工場となっただけでなく、新しい技術では世界を先駆けており、モバイル決済、遠隔医療、顔認証技術などのデジタル技術では、日本が中国から学ぶほどだと誇らしげに伝えた。しかし、「現状に満足せず、常に更なる発展を目指す」という点で、日本こそが中国の手本だと称賛し、日本が科学技術で向上を続けてきた6つの点を紹介している。

 1つ目は、日本の科学技術が「模倣する側からイノベーションを起こす側へと変化したこと」だ。弱さを自覚した基礎研究に対し、巨額の投資をしたことが成功につながったと伝えている。2つ目は「科学技術のイノベーションを国策にしたこと」。3つ目は、科学技術の「政策の制定・管理などの所管をはっきりさせたこと」を挙げた。例えば、基礎科学や大型のプロジェクトは科学技術庁と文部科学省、応用技術の開発は経済産業省というように分かれていると紹介した。

 4つ目は、「任期制を採用していること」。優秀な人材を移動させ、若手により多くのチャンスを与える結果になったと評価した。5つ目は、「科学技術の成果をすぐ産業につなげる仕組み」があることで、委託開発と開発あっせん、産学官連携により科学研究の成果の産業化を促進しているという。6つ目には「科学の楽しさを知ってもらう教育」があると伝えた。

 日本は、世界有数の科学技術大国になっても、発展の速度を緩めてこなかったと言えるだろう。記事は、「中国は世界の奇跡をいくつも成し遂げてきたが、いまだに科学技術大国であって強国ではない」と指摘。日本から学び、現状に満足せず常に発展を続けなければならないと締めくくっている。中国などの他国も、「科学技術強国」を目指して追い上げており、日本はこれからも気を緩めることなく発展を続けていく必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)