10月14日に進水式が行われ「たいげい」と命名された海上自衛隊の新潜水艦。「たいげい」は、「おうりゅう」「とうりゅう」に続きリチウムイオン電池を搭載しているほか、優れた静粛性が特徴となっている。中国メディアの今日頭条は29日、この「たいげい」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、これまでのそうりゅう型潜水艦は、すでに世界一静かな通常動力型潜水艦と言われていたと紹介。しかし、日本はこれに満足することなく、より静粛性を高めた潜水艦を開発したと伝えた。それが「たいげい型潜水艦」だ。

 「たいげい」は、リチウムイオン電池を使ったモーターで動くため、機械駆動音の発生がより小さくなったと紹介、極めて高い静粛性であることを伝えた。また、性能が向上した最新のソナーや18式魚雷を装備しているほか、X字形潜舵を採用していると説明した。

 それで、この「たいげい」は、「東アジア地区において将来的にわが国の強力なライバルになる」と分析。潜水艦にリチウムイオン電池を採用するほどの技術力を日本は有しているが、「中国は燃料電池の方面で大幅な進歩を遂げている」と主張した。日本と違って中国は「水素燃料電池」を利用する可能性があるという。安全面のリスクはリチウムイオン電池も水素燃料電池も存在するが、「日本の技術力は中国の一歩先を行っているようだ」と記事は認めている。

 しかし、「それほど遠くない将来に、中国は燃料電池技術を通常動力潜水艦に応用し、世界の先進技術の発展について行くことができると確信している」と記事は結んだ。かなり楽観的で希望的な観測を述べているが、実際に潜水艦に応用するには高い技術力が求められ、そう簡単にはいかないだろう。潜水艦としては世界で初めてリチウムイオン電池を搭載した日本は、それだけ高い技術を有していることは間違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)