近年、中国の親は子どもの教育に大きな関心を持つようになっており、中国の教育の問題点について議論すると同時に、日本をはじめとする海外の教育方針をいろいろと研究しているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「頻繁にノーベル賞を受賞する日本は、わが国の小中学校の教育にどんな啓発を与えるか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人が頻繁にノーベル賞を受賞している理由としては、科学技術を発展させるための環境が整っていることや、科学研究体制が整っていること、十分な活動資金があることのほかに、「小中学校の教育において科学を重視している」ことが大きく関係していると指摘した。
 
 では、日本は具体的にどのような「科学を重視した教育」を行っているのだろうか。記事は、中国など東アジアの国では、小中学生は「試験のための勉強」をして競争しているが、日本の学校でもちろん試験があるものの、教育全体に「道徳、読解力、自由」という特色があると分析している。それぞれ好きな課外活動をする自由があり、自然に触れ合ったり本を読んだりする時間と心のゆとりがあるので、幅広い刺激を受け探求心が生まれていると称賛している。

 この点、中国の子どもたちは学校と家の往復で、学ぶことが苦痛になっているようだ。記事に対して、「ただただうらやましい。中国は全く比較にならない」、「中国は大人も面倒がって本を読まない。ここ30-40年の教育は練習問題をひたすら解かせるだけ」といったコメントが寄せられた。

 これでは国の科学技術を発展させる人材を育成するのは難しいだろう。実際、日本のノーベル賞受賞者の多くが、小さなころから自然に親しんできたと述べている。学力も大切ではあるが、学ぶことが楽しいと気付かせるための教育が重要なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)