インドネシアの新車市場は年間で約100万台規模と言われ、うち25%が商用車が占めている。そして日本のトラックメーカーにとっては海外最大の市場となっているようだ。中国メディアの網易は10月31日、インドネシアのトラック市場は日本メーカーに独占されていると伝える記事を掲載した。

 記事はまず、インドネシアのトラック市場がいかに日本メーカーに占められているかを指摘。三菱ふそう、日野、いすゞ、UDトラックスの4社がトラック市場の9割を占めていて「ほかの国のメーカーが入る余地がない」という。

 記事は、「インドネシアにおける日本メーカーのシェアは中国の比ではない」と紹介。現在、中国のトラック市場は中国メーカーがほぼ独占しているが、一昔前は日本製の中古トラックが大人気だった。中国に輸入された日本の中古トラックは耐久性に優れていると評判だったが、排ガス規制によって市場を失ってしまった。

 そんな中国人には、インドネシアで日本のトラックが「市場を独占」している理由は十分に分かるのだろう。記事の中国人筆者も、耐久性とアフターサービスの良さで信用を得ているのだろうとしながらも、「これはインドネシアのためにならない」と批判した。日本メーカーはインドネシアで古い型のトラックを販売して利益を得ていると主張し、市場が独占されていることでインドネシアのトラックメーカーが育つ余地もないとも非難し、日本はインドネシアのトラック市場を「植民地化している」と主張している。

 とはいえ、日本メーカーのトラックがこれほど人気なのは、インドネシアのユーザーがその良さを認めているだけであり、決して「植民地化している」わけでないのは明白だ。最近では中国や韓国、インドのトラックメーカーもインドネシア市場へと参入しているようだが、現地ユーザーに選ばれるようなトラックを開発しなければ、日本メーカーからシェアを奪うことは難しいだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)