近年、日本の不動産は中国人投資家に注目されるようになっている。日本の建築物は中国よりも長持ちし、購入すれば土地も建物も恒久的に所有できる。中国では土地所有権が70年と期限付きだが、そもそも中国の建物が70年も持ちこたえるのか疑問な部分も存在する。

 中国メディアの騰訊はこのほど、「日本の建物は築60年でも新築同様にきれい」だと主張する一方、「中国の建物はたった5年で劣化が始まる」と題する記事を掲載した。記事によると、日本の建物がいつまでも新しい理由は3つ考えられるという。

 1つ目は、日本の建物は「そもそも品質が高いこと」だ。日本では1980年頃から「100年住宅」が目標とされ、後に「200年住宅」を目指すようになったと紹介した。最初から長く住むことを想定して、高品質の建物を建築しているというわけだ。記事は、日本の住宅の質の良さは東日本大震災で証明されたと感心し、「建物の良し悪しは命に関わる」と高く評価している。

 2つ目は、日本はマンションの「修繕計画があり、定期的にメンテナンスをしている」こと。どんなに質の高い建物でも、長く持たせるためには、日常の点検と計画的な修繕が不可欠だが、日本のマンションはこれらをきちんと行っていると伝えた。

 3つ目は「治安が良いこと」で、治安の良い日本は中国と違ってマンションに警備員を常駐させる必要がなく、その分の費用を修繕やメンテナンスに使えると説明した。

 日本の建物が「築60年でも新築同様にきれい」であるのには、それだけの理由があるようだ。中国では新しいマンションでも数年するとあちこちに不具合が出て、とても定期的にメンテナンスがされているようには思えない。これまでたくさん建設されたビルやマンションが、20年、30年後にどうなっているのか、不安を感じている中国人は少なくないことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)