中国ではこれまで、数えきれないほど多くの抗日ドラマが放送されてきたが、最近では「抗日神劇」といわれる荒唐無稽なストーリーや内容の作品も少なくない。登場人物が「俺のじいちゃんは9歳の時に日本兵に殺された」というあり得ないセリフや、素手で日本兵を切り裂くというものもある。

 中国人視聴者のなかにもこうした内容はおかしいと思う人がいるようだが、日本人が「抗日神劇」を見るとどんな感想を持つのだろうか。中国メディアの快資訊は10月30日、「抗日神劇」を見た日本人の反応が「あまりに意外だった」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、まず荒唐無稽な抗日ドラマである「抗日神劇」の存在はもうすでに日本人に知られていると紹介。実際に「抗日神劇」を見た日本人は、はじめは旧日本兵のあまりの弱さと中国兵のあまりの強さに驚くが、そのうちこのような内容を「楽しむ」ようになるという。

 そして、日本人は「抗日神劇」を一種のエンターテインメントやコメディととらえ、ネット上でみんなも見るように勧めているほどだと記事は紹介。中国人の多くが想像するような「抗日神劇を見て激怒する日本人」はほとんどいないため、この反応に多くの中国人は「驚くだろう」と述べている。

 これが逆の立場だったら多くの中国人は激怒するだろうが、日本人の反応は大人の対応であり、そのぶん心にゆとりがあるとも言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)