中国のポータルサイト・百度に31日、中国に対してネガティブな見方をする日本人や日本企業が少なくない中、相手の長所を見出して積極的に提携し、学び取ろうとする日本企業の存在を紹介する記事が掲載された。

 記事は、多くの日本企業が中国企業に対してなおも「偏見」を持つ一方で、一部の企業では眼光を中国のイノベーション企業に注いでいると紹介。中国では毎年多くのベンチャー企業が破産する一方で、世界的にその名を轟かす企業も少なからず生まれていることは事実であるとし、ハードウェアに強みを持つ日本企業が、ソフトウェアで優位に立つ中国企業と提携する事例も次々生まれていると伝えた。

 そして、一部の日本企業が中国企業との提携に積極的になる理由として、日本企業と中国企業の持つ特徴がいくつかの点において象徴的に異なることを挙げている。

 まず、考え方の違いとして、日本人は意思決定の際に他人のことや全体の環境についてより多く考え、仮に決定事項が自分の初志とは異なっていたとしても、半ば無理やりそれを受け入れようとするのに対し、中国人の多くは自らの意見を主張してこれを通そうとし、問題が起きた際の意思決定も自らの考えを組み入れた上で行うと伝えた。

 次に、仕事に対する意識の違いに言及。日本では身の程を知ることが美徳とされ、それが時として現状に甘んじる意識につながることがあるのに対し、中国人は自分の仕事をあくまで「自分をより良く、より強く」する存在と捉えているため、チャレンジ精神に富んでいるのだとした。

 さらに、日本人は経験主義を重んじる傾向があり、前例のないチャレンジに対しては大きなリスクとして回避しがちであるのに対し、中国人はむしろ前例のないことをやりたがり、一定のリスクを冒しながらも成功した際に大きな利益を手に入れることを目指すと論じている。

 記事は、その上で「決してすべての日本人が中国を見下しているわけではなく、今の日本ではすでに多くの日本企業が中国との提携を通じて変革を模索している」とし、そこからは中国企業の実力や影響力の高まりを実感する一方で「良いものを絶えず吸収しようとする姿勢こそ、強者の強者たる所以であり、多くの日本企業が長生きできる原動力になっているのだ」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)