教育は経済や社会が発展するうえでの基礎であり、国の将来をも左右する非常に重要な分野だ。そして質の高い教育と教師との間には密接な関係があるといえるだろう。中国メディアの百家号は25日、日本と中国はともに教育大国であることを指摘する一方、日中では教師という職業において様々な違いがあることを紹介する記事を掲載した。

 記事がまず指摘したのは「教師の男女比」だ。中国では小中高を問わず女性教師の割合が非常に大きく、男性教師はあまり見かけない。しかし、日本では小学校だと女性教師が多いものの、中学、高校と上がるにつれて男性教師の割合が多くなり、高校では約7割が男性教師だと伝えた。

 この理由として記事は「収入」が大きく関係していると分析。中国の教師は決して収入の良い職業ではなく、男性が一家を養うとするとギリギリのレベルだという。そのため男性教師は少ないが、女性にとっては安定した職業で社会的地位も高く、結婚にも有利なので、女性教師が多くなるそうだ。

 日本では小学校の教師の平均年収は約550万円ほどになると言われている。日本では公立学校の教師は公務員なので勤続年数によって収入は変わるが、勤務年数が長くなればなるほど年収は高くなる。記事は、収入のみならず社会的な地位においても、日本の教師は中国より敬意を払われると伝えた。

 中国では最近、教育に対する関心が高まっており、より良い教育を求める親が増え、日本や西洋の教育方法についても数多く紹介されているが、その割に教師の待遇はあまり改善されていないようだ。質の高い教育を目指すなら、教師への待遇も見直す必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)