自動車の普及に伴って中古車市場も成長してきた中国。とはいえ、日本の中古車市場と比べるとまだまだ成熟した市場とはいえないようだ。中国メディアの捜狐は26日、日本の中古車市場について紹介する記事を掲載した。「日本の中古車を中国に輸入できないか」と希望の声が出るほど、日本の中古車は素晴らしいという。

 記事は、日本の中古車市場が成熟している理由の1つとして「規格化されており、管理・監督が厳しく、業界基準が高く、業界関係者の素養も高い」ことを挙げた。中国では管理・監督がきちんとされていないので、消費者は目利きが必要であり、車のことをよく知らない人は中古車購入をためらうそうだ。しかし、日本の中古車は規格化されていて、管理・監督されたうえに価格が安いので、魅力的だという。

 この価格の安さについて記事は、一例として中国で高い人気のトヨタ・アルフォードの例を紹介。現地生産していないため関税などがかかり、中国では新車だと諸費用などを入れると1000万円以上する高級ミニバンだが、記事によると中古車でも1000万円前後するのが普通だという。

 実際、アルフォード人気の高い中国では5年落ちでようやくメーカー公式の新車価格程度になるといわれている。しかし記事は、「日本の中古車市場では228万円で売っている」と伝えた。この価格は日本でもかなり安い方だと思われるが、中国人からしたら超格安に感じるだろう。

 それで記事は、日本の中古車のあまりの安さに中国のネットでは「中国に輸入できないのか」との声が出るほどだと伝えた。日本貿易振興機構(JETRO)によれば、「中国は商業目的の中古車輸入を禁止している」ため、日本で見つけた中古車を中国に持ち帰るのは簡単ではないのが現状だ。しかし、値段の安さもさることながら、日本の中古車は査定基準がしっかりしており、安心して購入できるのは中国人にとっては羨ましい環境と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)