中国メディア・観察者網は26日、フランスのウェブサイトが「日本の教育は素晴らしい」として紹介した動画が、実は中国の幼稚園の様子を撮影したものだったと報じた。

 記事は、フランスのウェブサイト「ル・アンポフトン」のTwitterアカウントが「日本―小さいころから公共交通のモラルが伝授される」という見出し付きである動画を掲載したと紹介。動画では、幼稚園児くらいの幼い子どもたちが部屋の中でバス車内の様子を再現しており、座席に座っていた子がお年寄り役や妊婦役の子に席を譲る様子が映っていたと伝えた。

 そして、この書き込みを見た多くのフランスのネットユーザーが「フランスでは多くの価値観が失われてしまった、もしわれわれが日本のモデルの中から何かを汲み取れたとしたら、それはいいことだ」など、日本の教育を絶賛し、自国の教育について反省するようなコメントを次々と書き込んだとしている。

 その上で、同サイトが紹介した動画について、途中で子どもが中国語で「おばさん、ここに座ってください」と発言していることが発覚し、日本ではなく中国で撮影された動画だとの指摘が出たと紹介。同サイトのアカウントや他のユーザーはこの指摘に反応しなかったものの、同サイトが自身のウェブページ上で同じ動画を紹介したときには、「日本」の部分が「中国」にこっそり書き換えられていたと伝えた。

 記事は、上海在住のネットユーザーが26日に「私が一番最初にこの動画をTwitter上に掲載した」として、1か月ほど前の9月24日に動画を掲載したこと、動画が撮影されたのは確かに中国であり、日本ではないことを説明したと紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)