中国に進出し、消費者の間で支持を得ている日本のブランドはあるが、ユニクロほど中国人に受け入れられているブランドは多くないだろう。新型コロナウイルスの感染が拡大した時期には、ユニクロも多くの店舗が臨時休業に追い込まれたものの、6月以降は毎月7店舗のペースで開店し、今では日本の店舗数を上回るほどになっている。

 中国メディアの百家号は22日、「ユニクロは中国の男性が一番好きなファッションブランドになっている」と紹介する記事を掲載した。

 言うまでもなく、ファッション分野の主な消費者は女性だ。男性は全般的に女性ほどファッションに関心がないものだが、中国の男性はそれが顕著だと言えるだろう。記事は、「中国の男性はファッションも含め、全体的に無欲」だと紹介。中国では消費意欲に順位をつけると、高い順から「少女、子ども、女性、高齢者、犬、そして男性」と言われるほどで、男性が最下位になると言われているそうだが、かなり的を射ていると言えるだろう。

 では、なぜユニクロは「ファッションに無頓着な中国男性に一番人気」になったのだろうか。記事は、中国男性は確かに無頓着ではあるが、好んで「ダサい格好」をしているわけではなく、何を着たら良いか分からないだけだと分析。そんな彼らには、誰が着ても似合う、定番で無難な服が揃っていて、品質と性能重視のユニクロは安心感があり、ぴったりなブランドだと説明した。

 中国では大きなロゴとはっきりした色彩を特徴とする高級ブランド志向から、「シンプル主義」へと流行が変わってきている。それというのも、高度経済成長が一段落したことを示しているのだろうが、ユニクロのおかげで中国のかなりの男性がファッション難民から脱出してきたのは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)