世界で1万5000種もあると言われているりんご。日本国内だけでも2000種ほどあり、りんごの産地・青森県では市場に出回っているものだけで40種類ほどあるとされている。中国メディアの騰訊はこのほど、世界一のりんご産地はなぜ日本にあるのかと問いかける記事を掲載した。

 りんごの生産量としては中国が世界一だ。しかし記事は「世界で最も有名なのは青森県」だと紹介。なぜなら青森県で生産されるりんごは世界で最も品質が高く、一番おいしいからだと称賛した。中国でも日本のりんごは高価で販売されている。なぜ青森は「りんごの産地として世界一」になったのだろうか。

 記事は、青森県が県の特産品であるりんごの魅力を広めるために、様々な努力をしてきたと紹介している。りんごの品種改良や流通方法の工夫のほか、「知名度を上げ、観光客を呼ぶための努力」も惜しまなかったと伝えた。例えば、弘前市では「巨大アップルパイでギネスブックに挑戦する会」というものがあると紹介。今では3メートルのアップルパイもつくれるようだ。

 さらに「地元の特色をりんごと組み合わせる」工夫もあると紹介した。りんごと温泉を組み合わせた町や、りんご公園、りんご花まつりのほか、りんご畑の真ん中を通る観光スポット「りんごロード」もあると伝えた。

 中国からも「世界一のりんごの産地」と認められている青森県。単においしいりんごをつくるだけでなく、知名度を高め、観光客を引き寄せるための工夫をしているといえるだろう。生産量で世界一の中国では、陜西省や山東省などのりんごが有名だが、青森県のようにりんごを観光誘致の目玉とする発想はあまりないようであり、こうした点で青森県から学べることは多くありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)