日本人は食事の際に「箸」を使用するが、「箸」は東アジアを中心に世界の3割の人が使用していると言われる。箸文化は最初に中国で始まったとみられており、中華圏を中心に日本と韓国でも定着したわけだが、日中韓では同じ箸でも形状などに違いが存在する。中国メディアの百家号はこのほど、日中韓に見られる箸文化の違いを紹介した。

 日中韓の箸は、それぞれ形状に特徴がある。日本の箸は先がとがっているのが特徴だ。記事は「日本の箸の先端がとがっているのは、魚を食べることが多いので魚の骨を取りやすくするため」だと主張した。一方、中国の箸は先がとがっておらず、日本の箸よりも長い。これは、取り箸の習慣がなかった中国で、大皿から料理を取りやすいように長くする必要があったようだ。一方、韓国の箸は「平べったい」と指摘し、これはキムチや豆を取るためで、長さは日本と中国と中間ほどだと伝えた。

 日中韓の箸で最も違うのは、その材質にあるといえるだろう。記事は、日本は木製で、中国もほとんどが木製の箸を使用していると紹介。一方の韓国は「金属製」だ。記事は、金属製の箸は滑るので非常に使いにくいと文句を述べているが、中国の箸は長くて重いので、日本人や韓国人も「中国の箸は使いにくい」と思うだろう。

 なぜ韓国は金属製の箸を使うのだろうか。記事は「韓国料理は基本的に赤いからだ」と分析。唐辛子を使用した料理が多いため、木製だとすぐに変色し色が落ちないからだという。また、焼肉をよく食べるので木製だとすぐにダメになってしまうことも関係していると説明した。

 記事の中国人筆者は韓国の箸がお気に召さないようだが、「日本の箸は木製なので一番扱いが簡単だ」と称賛している。先端まで太い箸に慣れている中国人にとって、日本の箸は扱いづらいのではないかとも思うが、韓国の箸よりは使いやすいということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)