モノが多いほど人は幸福になると考える中国人は少なくない。またこうした考え方をする中国人のなかには強迫性障害の一種である買い物依存症に陥る人もいるようだ。こうした背景のもと、中国メディアの百家号は18日付で、日本人の「極めてシンプルな家を見ると、買い物依存症が治りそうだ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本では「シンプルな生活スタイル」を提案する人がいて、ネット上で自宅の写真を公開している人もいると紹介し、日本人が提案する「シンプルな生活スタイル」はモノが多いほど人は幸福になると考えがちな中国人にとっては「衝撃」であることを強調した。

 たとえば、リビングには品の良いソファー、テーブル、椅子だけが配置されており、他に余計なものは一切ないが、このシンプルさが部屋の調和を生み出し、同時に居心地の良さにつながると指摘した。また、シンプルのなかには「美しさやモダンさがある」と指摘し、シンプルな室内を気軽に撮影しただけで、その写真はまるで「優れた芸術作品」のようだと論じた。

 続けて、日本でも近年はシンプルな暮らしを楽しむ人が増えていると紹介し、このシンプルさが生み出す美しさには「物に囲まれていることが幸せだと考えがちな中国人の買い物依存症を治癒するほどの力がある」と強調した。

 中国ではモノに囲まれることで精神的な充足を得ようとする人が少なからず存在し、メンツを大切にする国民性もモノ消費を活性化させていると言える。だが、シンプルさが魅力の無印良品が中国で人気であるということは、シンプルさが持つ美しさを理解する中国人も多いということであり、今後は「シンプルな生活スタイル」に移行する中国人も増えていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)