海上自衛隊の新型潜水艦の命名・進水式が14日、三菱重工業神戸造船所で行われ、「たいげい」と命名された。3000トン型潜水艦の1番艦となるこの新型潜水艦について、早速中国メディアが反応している。中国メディアの今日頭条は17日、「たいげい」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、海上自衛隊の実力について「優れた海上防衛力を有しており、規模は大きくないものの、装備の質や訓練レベルは一流で、対潜能力で実力がある。水上の艦隊のほかに潜水艦隊もあり、その実力は決して軽んじることはできない」と高く評価した。

 そのうえで、今回進水した「たいげい」を紹介。基準排水量は約3000トン、全長84メートル、全幅9.1メートルで、乗員70人、建造費は約800億円だと伝えた。2022年に就役予定で、2024年までに同型の潜水艦が3隻になる予定だという。

 性能面では、設計の重点が「静粛性」に置かれており、プロペラや船体の形状によってノイズを軽減していると指摘。多額の費用を投じてソナーの研究を行っており、その技術力からすると高い性能が予想されるとしている。さらに、新たなリチウムイオン式電池と静音駆動システムなどの先進設備のほか、最新の18式魚雷が装備されていると伝えた。

 記事は、たいげいについて「現役のそうりゅう型を更にレベルアップさせており、通常動力型のなかでは非常に優秀な潜水艦だ」と称賛。しかし、各国では原子力潜水艦が急速に発展しているので、「どんなに最新であっても通常動力型では最新の原子力潜水艦のライバルとはなり得ない」と主張した。確かに、中国は原子力潜水艦を所有しているので優位性を感じているのだろうが、記事からはかなり日本に警戒している様子がうかがえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)