自然科学分野で過去24人のノーベル賞受賞者を輩出してきた日本。今年は受賞には至らなかったものの、2000年以降の受賞者数は19人と世界でも有数の受賞者数を誇っている。中国メディアの百家号は17日、日本人はなぜこれほど多くのノーベル賞を受賞できたのかと題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は特に2000年以降の自然科学分野の受賞者数で際立っていると紹介。ノーベル平和賞は政治的な主観が入るものの、「自然科学分野では公平に評価されている」と主張し、その自然科学分野でこれだけの数を受賞してきた日本を「どうしても評価せざるを得ない」と率直に称賛している。

 それにしても、なぜ日本にはノーベル賞受賞者が多いのだろう。記事は、「日本が教育を重視してきたため」と分析。科学者や文学者を尊敬する風潮があり、それは紙幣に印刷される人物の選定にも表れているとした。これは1元札から100元札まで全て毛沢東である中国とは異なっている。また、日本は教育者と科学者の収入が高いとも伝えている。

 さらに、「子どもたちに数学の楽しさを教えること」も必要だと主張している。数学は自然科学の基礎なので、優秀な科学者を育てたいなら、子どもたちに数学の楽しさを教えることから始めるべきではないかと論じている。

 ノーベル賞受賞者の多くが、科学に興味を持ったきっかけは子どものころだったと振り返っている。中国では成績第一の詰め込み式で「学ぶことを楽しむ」のとは真逆の方向に進んでいるようだ。科学者の数と質を増やしたければ、まずはそこから変えていく必要があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)