国際関係において、ある国が持つ様々な力の総体を「国力」と呼ぶが、その定義は様々あって定まっておらず、関係する要素も多くある。中国メディアの百家号は16日、日本と中国の国力の差について分析する記事を掲載した。総合的に見ると日本の国力は非常に強いとしている。

 記事がまず比較したのは「軍事面」だ。中国はすでに2隻の空母を就役させているが、日本には「準空母と呼ぶべき艦艇が6隻もある」と主張し、しかも最新の装備を搭載していると指摘。日本は特に対潜水艦能力に優れ、世界一とも言われているほか、通常動力型潜水艦は静かで優秀だと伝えた。また、戦闘機ではF35によって大幅に戦闘能力が向上しており、戦車では90式戦車が非常に優れていたと称賛している。しかも、こうした軍備を民間企業が研究開発し製造できる能力を有していることに「戦時には決して甘く見ることのできない力となる」と論じた。

 軍事面以外でも、日本は「教育面」で中国の先を進んでいると記事は分析。日本の教育はアジアでもトップクラスだが、中国の優秀な大学は人材流出が激しいと嘆いている。さらに「科学技術力」でも日本は毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出しており、ハイテク分野で日本は「数十年の技術の蓄積により、今でも世界をリードしている」とした。

 最後に記事は、ここ数年で中国は「確かに力を付けてきた」としながらも、中国ネット上ではまるで中国が世界一にでもなったかのように思い上がった声が多く見られると指摘。「本当の世界一は自分で吹聴するものではない。自信を持ちつつも差を直視し、幻想を捨てて努力を続け、全体的な実力をさらに上げていくべきだ」と結んだ。

 確かに中国では自画自賛の報道が多く、日本を評価して自己過信を戒める記事は珍しいと言えるだろう。このように中国が謙虚な姿勢を見せるようになった時こそ、日本としては真に警戒すべき時なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)