2020年7月、中国の高速鉄道の営業距離が3万6000kmとなり世界一となった。最高速度記録も中国の高速鉄道が次々と塗り替えている。国際社会の鉄道開発競争が激化する中、中国が海外の鉄道開発を受注することも多くなってきている。では、日本の鉄道開発はどうなっているのだろうか。徐々にその国際社会における位置づけは後退しているのだろうか。中国メディア百度がこの点について答え「いや、ある分野においては未だに日本がトップだ」と述べている。その分野とは何か。

 まずは長年の歴史を持つ鉄道開発の優位性。日本は長年鉄道を開発し、新幹線はこの日本の鉄道開発技術の粋を集めて作られている。新幹線には、他の国にはない独自の技術があふれているのだ。狭く勾配の激しい日本の国土で走る新幹線には、各車両に動力を分散する方式が採用されており、走行がスムーズ、乗り心地の向上につながっている。

 さらに、安全性もトップレベルだ。地震が多発する日本だが、新幹線の地震発生時の事故はかなり少ない。2011年の大震災の際も、地震発生時に20本の新幹線が走っていたが、脱線した車両があっただけで、横転した車両や、死傷者の出る事故も起きなかったことは注目に値する。それも日本の新幹線の持つ優れた自動制御システムによるもの、と中国メディアも称賛している。

 では、高速鉄道の速度競争に日本の新幹線が名乗り出ないのはなぜか。日本の複雑な地理的環境では、単に速度を早くする意味がないため、と記事は述べている。技術的には、日本の新幹線はさらに上を行っている、とのこと。実際、速度を出そうと思えば新型車両E956形は、最高速度400km/h、運用速度も360km/hになっており、しかも環境問題にも配慮する作りになっている。

 このように、日本の高速鉄道開発技術は未だに国際社会において優位性を保っており、安全性や独自の技術により国際社会における位置づけは高まっている、と中国メディアはまとめている。結論として、日本の鉄道はコストも高いがそれを補って余りあるメリットがある、と結論付けている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)