新型コロナウイルスの感染が拡大する前は、訪日中国人数は右肩上がりで増加していた。日本を訪れた中国人の多くが日本の清潔さやマナーの良さに驚嘆したものだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人が実際に見た東京について紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者がまず注目したのは、東京はごみが落ちておらず清潔なことだ。中国の都会では数十メートルおきにごみ箱があっても道路にごみが落ちている状況だが、「日本ではごみ箱をほとんど見かけない。しかし、東京の道路は中国人の自宅の庭のように清潔だった」と紹介した。外出時にごみをポイ捨てしないことに驚いている。

 また、日本人は「信号をきちんと守る」と紹介。中国でも、交差点ごとに警察官や交通指導のボランティアを配置することで信号を守る人が増えたとはいえ、一部でまだ信号無視が見られる。しかし、日本人は「辛抱強く待って、青になってから動き始める」とその意識の高さを評価した。

 ほかにも、中国人と違って日本人は話をする時の声が小さいこと、電車内でも静かにし、車内での化粧など他人の迷惑になる行為はしないこと、人と会えばお辞儀をしてあいさつをし、敬語を使うこと、たいした用事ではなくても他人との約束はきちんと守ることなどを紹介。「自分に厳しいこの精神は、多くの国から称賛されており、学ぶに値する」とつづった。

 記事の中国人筆者が東京で目にしたこれらのことは、日本人にとってはごくありふれた日常の光景と言えるが、わざわざ紹介し驚嘆しているということは、中国ではなかなか目にすることのできない光景だからなのだろう。最近では、コロナの影響で中国人が海外へ行ってマナーの良さを目の当たりにする機会がすっかり減ってしまった。ようやく高まってきたマナーの意識が下がってしまわないことを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)