新型コロナウイルスの感染流行前は、多くの中国人旅行客が日本各地を訪れていた。中国人たちは日本の文化やマナーを目の当たりにすることで、自分たちの「民度」について再考していたのだという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人から学ぶべき点」と題して、6つの点を紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げた1つ目の学ぶべき点は「エコ意識」だ。記事は、日本人は豊かではあるが生活において資源の無駄遣いをしないように節約を心がけていると紹介。この点、中国人は豊かになったとたん浪費をする傾向があることを指摘した。2つ目は「自動車の概念」だ。記事は、日本人は自動車の購入について理性的で実用主義だと分析。一方の中国人は、自動車をステータスの1つと考えているため、高級車を求め頻繁に買い替える傾向が強い。

 3つ目は「公共サービスの理念」だ。記事は一例として日中の図書館の違いを挙げている。日本では各地に図書館があり、基本的に誰でも無料で利用できるが、中国では本を借りるのに各種費用がかかり、保証金を預ける必要があったり、返却が遅れた場合の罰則も多いと指摘し、公共サービスに対する理念が全く異なるとしている。4つ目は「信用社会」だ。例えば、日本のホテルは中国と違い、チェックイン時の保証金やチェックアウト時の部屋の検査が不要だと紹介し、「互いに信用できる社会でなければ生活の質など語れない」と論じた。

 5つ目は「譲り合いの精神」。日本では公共の場所で他人の迷惑にならないよう静かにしており、人にぶつかってしまった時などはすぐに互いに謝ると指摘。「譲り合う社会こそ生活の質の高い社会だ」と称賛した。そして6つ目は「社会ある秩序」で、日本社会に見られる秩序正しさから「秩序を守れば環境が美しくなり、人間関係も円滑で平和になり、生活の質も向上する」ことが感じられたと述べている。

 記事では日本を高く評価しており、中国人はよく学ぶべきだとしているが、多くの日本人はこうした称賛を聞いても驕ることなく、さらなる進歩を目指して努力を続けるのではないだろうか。こうした態度こそ、中国がまず学ぶべき点なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)