日本は「はやぶさ2」のミッション成功で宇宙開発能力が世界に知られることになったが、中国では日本の実力を認める一方、脅威を感じてもいるようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、日本は宇宙開発で野心を隠そうともしていないと警戒感を示す記事を掲載した。

 記事はまず、「はやぶさ2」が成功したミッションがいかに難易度の高いものだったかを紹介。地球から32億キロ飛行して小惑星リュウグウに到着、サンプルを採取して今順調に地球に帰還しているところで、「国連の常任理事国すらリードしている」と絶賛。同時に、日本の「野心も徹底的に暴かれた」と各国に対し注意を促している。

 記事によると、日本の宇宙開発能力はずっと低く見られてきたそうだ。そのため油断していたが、振り返れば日本が衛星を打ち上げたのは1970年とかなり早く、自力で衛星を打ち上げたアジア初の国になったと紹介。その後も宇宙開発分野で発展を続け、「はやぶさ2」のような成果を上げることができたと伝えている。

 こうした発展の理由として記事は、強大な科学技術力と経済力、そして米国や欧州との強い結びつきで技術交流があったためと分析。「資源の少ない日本がこんなに先進的な宇宙開発技術を持つようになるなど誰が想像しただろう」と驚きを示しているが、中国はよほど日本を「見くびって」いたようだ。

 記事は、宇宙軍を創設した米国と宇宙作戦隊を設立した日本の「野心」を警戒し、「日本が米国の後に続いて宇宙を軍事化するなら、大量の宇宙兵器が出現することになり、地球に危機をもたらす」と主張。日本の宇宙開発能力は恐怖でしかないとしたうえで、再三注意を喚起して記事を結んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)