日本は今、少子高齢化や財政問題、学力低下など数多くの社会問題を抱えている。政府もさまざまな対策を講じてはいるが、なかなか目に見える成果が出ていないのが現状だ。中国メディアの快資訊はこのほど、日本が将来的に発展するためにはどうしたら良いのかについて分析する記事を掲載した。明治時代の日本から学べる点が多くあるとし、「明治時代に日本はどのように世界強国への歩みを始めたか」を振り返るように勧めている。

 明治時代は、日本を全く新しい国にしたといえるだろう。記事は、明治時代にグレゴリオ暦や人力車、路面電車が導入され、義務教育で国民のほとんどが教育を受け、税制度を大幅に改定し、憲法を発布して、帝国議会も設置したと紹介し、「日本は明治時代に極めて短期間で自らを近代国家へと変貌させ、大国であったロシアを打ち倒して世界を震撼させた」と論じた。

 また記事は、明治政府は新しいものを導入するばかりでなく「古いものを利用しながら新しいものも積極的に導入し、かつ日本に合わせてきた」と称賛。そんな明治時代は、今の日本に何を教えてくれているのだろうか。記事は「できることとできないことをはっきりさせて、メリハリをつける」ことだと分析。明治時代の日本人は現実的で、自分の能力をわきまえ、できることに力を集中し、蒸気機関車のように当時の日本には作れないものは西洋から直接導入したと伝えた。
 
 また、日清戦争で勝利して遼東半島を手に入れたものの、三国干渉の際にはまだ日本にははねつけるだけの力がなかったのでおとなしく従ったと指摘。しかしその10年後には日露戦争で勝利するほど力をつけた、とそのしたたかさを称賛している。

 こうした歴史を踏まえて記事は、多くの社会問題を抱えている今の日本だが、明治時代に倣い「果敢に改革を実行すること」で再び飛躍が可能だと主張した。中国では明治維新が非常に高く評価されているが、それは中国が実現できなかった成功例と理解しているからだろう。日本での改革の必要性は以前から言われているが、「古いものを利用しながら、メリハリをつけて新しいものを取り入れる」ことにぜひとも期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)