中国メディアの騰訊は6日、かつて日本と中国のサッカーはほぼ同レベルだったと主張する一方、日本代表が世界レベルにまで成長したのに、なぜ中国代表は「一向にうだつが上がらないのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、30年前のサッカー日本代表は中国代表に「まったく歯が立たないほど弱かった」とし、当時の日本代表にとっては中国代表と対戦できるだけでも栄誉あることだったと主張。しかし30年が経過した現在、中国代表はすでに「日本に全く歯が立たない」状態になってしまったと論じた。

 続けて、日本サッカーが飛躍的な成長を遂げた背後には、日本が自らにぴったりな「発展すべき方向性」を見出したことが関係しているとし、身体能力を生かしたサッカーではなく、技術を生かすサッカーを取り入れたこと、さらに日本は損得を度外視して優秀なサッカー選手を惜しみなく海外に送り出していることも成長に貢献してきたと指摘した。

 一方、中国の場合は「自国サッカーを育てる」という考え方そのものが欠落していると指摘。中国のクラブチームは世界から優れた選手を続々と獲得しており、中国スーパーリーグではそうした選手が数多くプレーをしているものの、その背後ではユース育成や学校のサッカー部を大切にせず、また中国のサッカー人口を増やす努力も怠っているゆえに、優秀な中国人サッカー選手はほとんど育っていないと説明し、これが中国代表が国際試合で勝てない原因であると指摘した。

 また記事は、日本がサッカーそのものを愛して自国サッカーの発展を純粋に追い求めているのに対して、中国はスーパーリーグにおける金銭的利益や、ワールドカップなどの国際的な舞台でいかに自国をアピールするかという「メンツ」にしか関心がないと批判し、中国はサッカーに対する考え方そのものを変えない限り、日本との差は大きくなるばかりだと警告した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)