他国を訪れる際には必ず必要になるパスポート。海外で自分が何者であるかを証明するほぼ唯一の手段と言ってもよく、その重要性は強調してもしすぎることはないだろう。しかし、国によってパスポートの「価値」は異なっており、現在のところ191の国や地域へビザなし渡航できる日本のパスポートは「世界最強」と呼ばれている。

 では、日本のパスポートはなぜこんなにも世界から信用されているのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、日本のパスポートが世界最強になれた理由について分析する記事を掲載した。記事によると、3つの理由が考えられるという。

 その1つは、日本が「高度に発達した国で、経済水準も高いこと」だ。日本人の平均収入は高く、比較的豊かな生活を送っている人が多くて、購買力が高いと記事は指摘した。経済力があるからこそ、就労目的などの不法入国の可能性が低いということもあるだろう。

 2つ目の理由は、「民度が高いこと」だ。記事は日本について「世界が認める民度の高い国」と紹介。マナーが良く、きちんとルールを守る国民であることが高く評価されているという。この高い民度は、1964年の東京五輪から日本のイメージアップのために強化され、今日に至っていると説明している。3つ目は、「日本は西洋に近いこと」。アジアの一員ではあるものの、全体的に西洋化が進んでいてアジア離れしていると記事は分析。そのため、日本は西洋諸国に歓迎されるのだろうと論じた。

 こうして見ると、日本のパスポートが信用されるのにはそれだけ十分な理由があるといえるだろう。そもそも、信用は一朝一夕で得られるものではなく、時間をかけて勝ち得ていくものだ。世界最強の日本のパスポートは、日本の先人たちや外交に携わる人たちの努力の結果といえるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)