日本以上にネットショッピングが普及している中国では、毎日大量の荷物が様々な配達業者によって運ばれている。しかし、荷物のパッケージは重要ではないのか、適当な梱包の商品がテープでぐるぐる巻きにされていたり、段ボールがかなり変形したまま配達されることも少なくない。

 この点、日本の配達業者は取り扱いが丁寧なこともあり、大抵は箱がきれいな状態で届くものだ。中国メディアの百家号は5日、配達でよく使用される段ボール箱について、日本では少し変わった用途でも使われていると紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、クロネコヤマトが販売している荷物梱包用の段ボールだ。街でよく見かける配達専用のトラックのデザインの段ボールとなっており、これに少し手を加えて窓の部分を切り抜いて組み立てると、トラックの形になる。箱に入るのが好きなネコにも大好評のようだ。

 記事は、日本ではこの段ボールを入手するためにわざわざ何かの買い物をする人もいるほどだとしている。また、多くのネコ愛好家がネコに入ってもらうために、クロネコヤマトの営業所まで行ってこの段ボールを購入しているケースも多いようだが、この段ボールで荷物が届けば「ネコのための新たなおもちゃを作ることができて、一挙両得だ」と紹介。「この種の営業方法とアイデアは本当にすごい」と感想を述べている。

 荷物を入れるだけの味気ない箱にこうした遊び心を加えるのはいかにも日本らしいと言える。同時に中国では見ることのないアイデアとも言えるだろう。ある意味中国は実用主義なのかもしれないが、豊かになり人々の生活にゆとりができるようになった中国では、ネコなどのペットがブームになっている。日本のこうした段ボールを中国でも導入すれば人気になるかもしれないが、まずは荷物を丁寧に扱って配達するところから変えたほうが良さそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)