日本経済はこれまで、第二次大戦やバブル経済の崩壊など多くの危機に見舞われながらもそのたびに復活してきた。その強さの秘密はどこにあるのか。中国メディアの百度が6日付の記事でその秘密を分析している。

 記事はまず「バブル崩壊後に日本は“失われた20年”を経験したと言われているが、それでも日本経済は復活した」と述べ、その強さの秘密を分析している。そのうえで、「ダブル循環型経済(内需と外需の両方を重視する政策)こそが日本の強さの秘密」と分析し、「これが日本の奇跡の復活を支えている」と述べている。

 これまで日本は、低金利やライフスタイルの変化などで国内消費が伸び、経済成長の支えになってきた。一方で、こうした内需の拡大だけでは経済成長を支えるには足りず、内需はあくまで経済の補助的な役割にしかならない。内需だけでは日本ほどのGDPを維持することはできないと述べている。記事は、日本は「産業を”知識集約型産業(知的生産による業務の割合が大きい産業)”へと転換してきたことこそが、現在の成長を支えている」と述べている。日本は、エレクトロニクス、航空、バイオテクノロジーなどの分野が国際的に成長できるよう、人材や資金を投入することで、新しい産業の成長を促進してきた、と述べている。

 確かにこれまで、日銀の金融緩和政策などが、内需の拡大に一定の効果を発揮してきたことは否定できないが、それも経済発展への影響は限定的だ。記事は、「中国が金融政策の緩和にばかり頼っているようでは、日本のような強い経済体制を築くことはできない。また、現在のように内需にばかり注意を向けることにもリスクがある。内需と外需、両方を発展させることこそが、真の経済発展をもたらすことになる」とまとめている。

 現在中国は、貿易摩擦などの影響により、内需の拡大への戦略転換を余儀なくされている。記事は、日本と中国を比較分析することで、こうした状況に対し警鐘を鳴らそうとしているようだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)