日本は海外と比べると、コピー商品や偽物がほとんど流通しておらず、安心して買い物ができる国だ。中国メディアの百家号は4日、日本もかつてはコピー商品ばかりだったはずだと主張する一方、「その日本からコピー商品が消えたのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 パクリ大国と言えば中国というイメージがあり、実際に中国ではコピー商品があふれているため、買い物の際にはちゃんと商品の真贋を確認しなければならないほどだ。記事の中国人筆者は、ネット通信が浸透した中国では何でもネットで購入できるようになった反面、「どんなものにもコピー商品が登場した」とため息交じりに伝えている。実際、ネットショッピングで購入する時は本物を買うことのほうが難しいとさえ言われる。

 そのうえで記事は、今では無人販売が成り立つほど信用を重視する日本も「昔はコピー商品が多かった」と紹介。日本国内で広まっただけでなく、輸出する製品にもコピー商品が多かったため、日本製品のイメージダウンになってしまったとしている。

 そのため日本では、政府が本気になってコピー商品を撲滅させたと記事は分析。1959年には輸出品デザイン法を施行したほか、違反した業者は輸出業務の資格を失うなどの処分を与えたため業者も手を出さなくなり、輸入する商品の検査も厳しくしてコピー商品の流入を防いだと紹介した。そのおかげで今の日本は信用を何より重視し、偽物のない国になったと論じた。

 現在の日本では、知的財産権や著作権の重要性は常識となっており、意識改革は成功したと言えるだろう。記事は、「ここまで来るのに半世紀かかった」と伝えているが、確かに変化には時間がかかる。中国人の意識を変えるのは途方もないことのように感じるが、最近では中国でも知的財産権や著作権を意識する人が以前よりも増えている。まだパクリ商品が多いとはいえ時間をかければ変化できると信じたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)