中国人にとって日本に対する感情には複雑なものがあるだろう。その主な理由は主に日中戦争にあるわけだが、最近では客観的に日本を見ようとする人も少なくなく、訪日中国人の増加で日本を高く評価する人も随分と増えてきたのも事実だ。

 中国メディアの百家号は2日、日本はアジア随一の先進国であると強調しつつ、日本と中国の差がどれだけあるのかについて分析する記事を掲載した。

 記事は、日本がアジア随一の先進国というのにふさわしい3つの理由を紹介し、その3つの理由こそが中国との「違い」であり、「差」であるとしている。その1つ目は「民度」だ。記事の中国人筆者は、日本人の民度は「中国より1段階か2段階上のレベル」と分析。日本では公共の場所をきれいにするという感覚が老若男女を問わず共通してあるのに対し、中国では特に高齢者の考え方や行動がかなり遅れていると比較した。若い世代でも、ごみ箱があればごみ箱に捨てるが、見当たらなければポイ捨てする程度の衛生概念にとどまると残念そうに伝えている。

 2つ目は「福祉」で、日本は中国ほど貧富の差が大きくないと紹介。新型コロナ対策でも日本では給付金が全国民に支給されたことを伝え、日本は本当に福祉の進んだ国だと感心している。3つ目として、日本は先進国にふさわしい「経済力」があるとした。自動車のような工業もそうだが、それ以上にサービス業で日本は抜きん出ており、「富の創造」という点で中国は日本に及ばないとしている。

 確かに、記事が挙げたのは日本と中国とでまだ差がある分野と言えるだろう。しかし記事は、日本に及ばない点を認めたうえで、「さらに十数年の発展を遂げれば、中国はますます強大になる」と結んでいる。最近の中国の発展には目を見張るものがあり、日本人の誇る民度の高さにおいても、中国は若い世代を中心に着実に上がってきている。日本もうかうかしてはいられないのは事実だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)