中国で生活する日本人が気づく日中の違いの1つに、日本も中国もアスファルトで道路を舗装しているのに、中国の道路は日本の道路に比べて「ひび割れ」や「穴」がとても多いという点を挙げられるだろう。だが、こうした違いに気づいているのは中国在住の日本人だけではないようだ。

 中国メディアの百家号は27日、日本も中国もアスファルトで道路を舗装していることを指摘しつつ、日本の道路は「ひび割れ」や「穴」がなく、どこも舗装したてのように見える一方で、「なぜ中国の道路はぼろぼろで頻繁に補修が必要になるのか」と問いかける記事を掲載した。

 中国には「豊かになるにはまず道を作れ」という言葉があるが、記事は「中国は道路建設を一貫して重視してきた」と強調し、経済発展と同時に「道路の舗装の質」も向上してきていると強調する一方、それでも多くの中国人は「中国の道路はひび割れや穴がとても多い」と認識していると紹介。アスファルトを使って舗装しているにも関わらず、中国の道路は毎年補修が必要なのに日本の道路は何年経っても「舗装したて」の質を保っているという違いは、「多くの中国人の関心の的になっている」と説明した。

 続けて、日本と中国で道路の品質に大きな違いが生じる理由は日本人の「匠の精神」と関係していると主張し、日本人は「政府が要求する品質基準をなんとか満たす」という中国人のような働き方ではなく、むしろ品質基準のさらに上を目指そうとすると指摘、こうした考え方が「匠の精神」なのだと論じた。

 そのため日本人が舗装する道路は「とても美しい」のみならず、「芸術作品が持つ雰囲気をさえ有している」と絶賛。一方で中国の場合、建設すべき道路の量が非常に多いため工事期間をどうしても短縮せざるを得ず、そのため品質が落ちてしまうのを避けられない状況だと指摘した。

 また日本は過積載車両に対し、法的な規制を設けることにより道路の品質を保護しているとも紹介。一方の中国は過積載車両は珍しくなく、さらに道路の舗装を終えた後に別の工事が始まり、舗装したばかりの道路がすぐに痛むという状況は珍しくないと説明し、日本と中国がどちらもアスファルトを使用しているのに、舗装後の状態に大きな違いが生じる背後にはこれらの原因が存在しているのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)