日本の子育ては、子どもの自主性を重んじる傾向が強い。それに対して、お隣の中国ではどうしても子どもを甘やかしてしまうようだ。中国メディアの百家号は28日、中国の子どもは日本の子どもより楽をしていると指摘する記事を掲載した。

 中国は新年度が9月から始まるため、記事は「今の時期には子どものかばんを大人が持つべきかどうかで議論が起きる」と紹介。この話題になると、毎回「持ってあげる」派と「子ども自身に持たせる」派とで2つに分かれるそうだ。持ってあげる人は、かばんが重すぎて子どもの体に負担がかかり「かわいそう」なので、代わりに持ってあげるべきだとしている。子どもに持たせる人は、子どもの自律性を育てるためには、心を鬼にするべきだという考えだとした。

 一方の日本では、ランドセルを自分で背負って登下校するのが普通になっている。記事は「日本の子どものほうが荷物は重い」と指摘。記事によると、中国では小中学校の子どものかばんは体重の10%未満と決まっているそうで、20キロの体重なら2キロが目安となるが、実際には5キロ前後の量になるという。だから「かわいそう」と思うのだろう。しかし、日本の子どもは教科書や運動着など合わせて平均7.7キロの荷物を持って徒歩で登下校すると伝えた。

 それでも日本の親が子ども自身に持たせるのはなぜだろうか。記事は、日本では自分の荷物を自分で運び、管理させることが子どものためになると考えられていると分析。荷物が多いのは、体育や音楽、図工など荷物の必要な授業が多いからだが、日本の子どもはそれぞれ荷物を分けて袋に入れ、どこに何があるか自分で把握できていると称賛している。

 他にも、日本の「ランドセル」は良くできていて、後ろに倒れても頭を打たないようにできているなど、子どもの安全を守ってくれていることも説明した。荷物の重さは程度問題ではあるが、自分で自分のことをさせるのは立派な教育方針だと言えるだろう。

 そもそも、親が毎日校門まで車や電動バイクで送り迎えしてくれるのに、「荷物を持たせるかどうか」で議論する必要があるのだろうか。中国では、迎えに来た親の顔を見るなり荷物を当然のように手渡す光景が見られる。ランドセルを背負って毎日自分の足で登下校する日本の子どもたちから学んでみたらどうだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)