現在、中国では心臓疾患が増加しているが、背景には食生活や飲酒の習慣の変化があるようだ。一方、日本では世界的にも心臓疾患が少なく、健康寿命も長い。中国メディアの騰訊が日本の高齢者に元気な人が多いことに注目し、その秘密について探っている。

 1つ目の理由は「健康的な食生活」。中国では古来より「医食同源」という言葉がある。古代ギリシャの医者のヒポクラテスも「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」と言っており、健康と食生活には密接な関係がある。この点、日本人の食生活は肉や魚、野菜など全体にバランスが良く、健康に必要な栄養素を摂れるようになっている。

 2つ目は「緑茶」。緑茶は日本人の生活に浸透しており、家でもコンビニでも、いろいろな場面で気軽に摂ることができる。日本の人口一人当たりの緑茶の消費量は世界一で、中国の約二倍とのこと。緑茶に含まれるカテキンにはポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用があるため、健康への効果がある。

 3つ目は「日ごろの運動」。日本では子どものころから、日ごろから適度な有酸素運動をするよう教育される。記事は、「日本では“ラジオ体操”などが開発され、だれでも手軽にできる運動が推奨されている」と述べている

 4つ目は「高度な医療機関」。世界でも有数の高度な医療機関を有する日本では、病気の治療だけでなく、予防医療も幅広く認知されている。生活習慣を見直し、改善するために定期検診などで病気のリスクを早期発見し治療していることが、長寿につながっている。

 5つ目は「適量のアルコール」。日本人の多くは遺伝子の関係でもともとアルコールを一度に大量に分解できない体質だそうだ。こうした体質により、日本人はアルコールを大量に飲まず、「適量の飲酒」で抑えることができる。言うまでもなくアルコールは毒にも薬にもなるので、大量のアルコールを飲まない習慣が健康につながっていると分析している。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)