中国メディア・澎湃新聞は29日、「中国政府は日本の新政権に何を期待しているか」と題し、孔鉉佑駐日中国大使のコメントを紹介する記事を掲載した。

 記事は、19日に発足した菅義偉内閣に中国政府として期待することについて質問を受けた孔大使が、25日夜に菅首相が習近平国家主席と初めての電話会談を行ったことに言及し、「首相就任から10日経たずに電話会談を実施したことに、両国の日中関係に対する重視ぶりが現れている」と語ったことを紹介した。

 そして、電話会談の中で新型コロナ肺炎の感染抑止で協力するほか、相互利益につながる協力の深化、交流の拡大、日中関係の前進継続が確認されたとしたうえで、「日本の新政権が中国政府とともに、新たな時代の要請にふさわしい日中関係を協力して構築していくことを期待している」と述べたことを伝えている。

 また、新型コロナ後の日中関係について孔大使が「新型コロナによって両国の往来や経済協力は大きな影響を受け、サプライチェーンも打撃を受けた」とする一方で、現状の困難は一時的なものであり、両国の経済はなおも強い相互補完性を持っているとの認識を示したと紹介。新型コロナに関する情報交換、防疫の連携強化を図ると同時に、双方の人の往来を段階的に回復させ、経済協力の質の向上を推進すべきと語ったことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)