日本は失われた20年、あるいは30年などと言われながらも、世界第3位の経済大国としての地位を保ち続けている。2010年に中国に追い越されるまでは42年間も米国に次ぐ世界第2位の地位を占めていた。中国メディアの百家号は27日、日本は国内総生産で第2位だったころの栄華を取り戻せるのか分析する記事を掲載した。

 中国は、日本が決して好きではないものの日本の実力は認めているようだ。記事は、日本の経済力、科学技術の実力は認めざるを得ないと指摘。敗戦後にあっという間に世界で3本の指に入る経済体となり、「これまで一度も1位になったことはないが、絶対に甘く見てはいけない存在」だと警戒感を示している。

 また、中国が警戒すべきなのは「日本が野心的な国だから」だそうだ。世界大戦で敗戦したため目的は達成できなかったものの、超一流の世界強国となることを目指してアジア諸国を侵略し、戦後も野心を捨てずに軍国主義に進み、最近では平和憲法を変えようとしているほか、軍事力を強化していると主張した。中国も認める経済力と科学技術力を軍事面に利用すれば、日本は中国のみならず地域の平和にとって再び大きな脅威となるだろうと伝えた。

 中国が警戒しているのは、米国がそれを支援する可能性があると考えてしまうからのようだ。米国としては日本を利用して自身の戦略を実現したいと考えており、日本の軍事力が強化されれば、本当に世界の軍事大国となってしまうので、日本の野心的な性格を考えると安心できないとしている。

 最後に記事は、「日本が世界一の強国になることはあり得ない」ので不安視しないものの、「日本は本物の経済・科学技術強国」なので、米国が日本への制限を解くようなことがあれば、日本が軍事的に飛躍することが予想され、これこそ地域や世界が関心を寄せるべき点だと締めくくっている。記事はかなりの警戒感を示しているが、それほど日本の実力が中国に認められているということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)