日本の農作物の美味しさは中国でも広く知られている。リンゴやイチゴなど、日本と中国では美味しさが明らかに違う果物は少なくないが、なぜ同じ果物でも味に大きな違いが生じるのだろうか。

 中国メディアの騰訊は28日、日本のイチゴは非常に美味しいことを紹介し、なぜ日本はイチゴという果物の商業化においてこれほどの成功を収めることができたのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、国土が狭く、農業に適した土地も少ない日本は、「科学技術」と「生産管理」をもとに農業の競争力を高めてきたと指摘し、日本で生産されている農作物のうち、「イチゴ」は特に商業的な成功を収めた果物であると指摘した。

 さらに、日本では市場に流通しているイチゴだけでも50品種以上に達し、流通していないものも含めれば300以上の品種があると紹介。これだけ多くの品種が存在するのは、より美味しく、より価値の高いイチゴを生みだすための品種改良が積極的に行われてきたためであり、各県ごとにオリジナルの品種が存在していると言っても過言ではないほどだと強調し、さらにブランド化することで商業的な成功を収めた品種は少なくないことを紹介した。

 一方、中国の場合はイチゴに限らず、あらゆる農作物で「同質化」が進み、品種改良がほとんど行われず、差別化も行われないため、「日本のイチゴのようにブランド化もできず、日本のような商業的な成功も収められていない」と指摘した。また、日本がイチゴという果物の商業化に成功したのは、イチゴ狩りとして旅行業と連携したり、贈答用として小売業と連携したりと、他の産業と連携した取り組みが重要な要因であったと指摘し、中国のイチゴ産業が日本のような成功を収めるには日本から学べる点は数多いと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)