中国高速鉄道の一般車両の座席は通路を挟んで3列と2列ずつの配置となっていて、計5列となっている。3列の座席は窓際からA席、B席、C席となり、通路を挟んでD席そして窓際のF席となるのが一般的だが、ここで気になるのが「E席」がないということだ。

 中国メディアの知乎専欄はこのほど、中国高速鉄道の座席には「E席」がないことを紹介し、その理由について論じる記事を掲載した。

 新幹線は5座席ある場合はA席からE席まで、アルファベット順に並んでいるのが普通だが、なぜ中国高速鉄道の場合は「E席」を除いてA席からF席までとなっているのだろうか。

 これについて記事は「中国では高速鉄道に限らず、A席とF席が窓際と決まっていて、通路に面した座席がC席とD席、そしてA席とC席の中間がB席となっている」ことを紹介。

 そして座席が4列となってより広々とした「一等座」と呼ばれる車両でも、窓際はA席とF席となっていて、通路側がC席とD席となっていると指摘し、この場合は「E席」のみならず「B席」もなくなるのが一般的だと紹介した。また、「一等座」よりさらにランクが上の「商務座(ビジネスクラス)」では3列しか座席がないが、やはり窓際がA席とF席、そして中間の座席がC席となっていると伝えた。

 中国ネット上では「E」というアルファベットの発音と中国語の「1」は同じ発音で、誤認を招きやすいから「E席」がないという説も見られるが、記事は中国高速鉄道の座席に慣例的に「E席」がないのは、航空機の座席配置の慣例にならったものだと主張。「座席が6列しかなかった頃の航空機はA席とF席が窓際、C席とD席が通路側、そしてB席とE席が中間となっていた」と紹介しつつ、高速鉄道は通路を挟んで3列と2列ずつの配置となっていることから、B席は残り、E席がなくなったのだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)