立ち並ぶ日本語の看板に日本語の道路標識、路上には日本のタクシーが停車している。街の名前は「一番街」。一見すると日本の普通の歓楽街のようだが、看板をよく見ると、どこかおかしい。「毛利探偵事務所」(名探偵コナン)、「それいけアンパンマン」、「ガンダム」、「うずまきナルト」(NARUTO -ナルト-)、「藤原豆腐店」(頭文字D(イニシャルD))など、アニメ関連の看板がやたらと多い。それに、左側通行になっている。実はこの町、広東省の仏山市に作られた「日本街」。日本の歓楽街をそのまま再現したこの「一番街」にネットでは散歩両論になっている。

 看板のメッセージからは、この町のデザイン全体か日本のアニメの影響を見てとれる。「真実はいつでも一つ」(名探偵コナン)や「人類補完計画」(新世紀エヴァンゲリオン)などアニメから取られたと思われるメッセージが多く、いったい何のお店なのかわからない看板だらけだ。

 この街に対し、中国メディア百度は「見た目が“中二病”風でなかなかいい」と好意的にとらえている。中国メディアはこの町に対するネット民のコメントを紹介している。「ここに行くんだったら14日の隔離が必要ないね」などのコメントがある一方、「広東省や仏山の人に聞いても、誰も知らないって言ってるよ」と中国でもまだあまり有名ではないとコメントしている。

 さらに、中国メディアは日本のネット民の、「おもしろい」や「行ってみたい」などの反応も紹介しており、日本人の反応も気になっている様子だ。

 記事は「ただし、工事が最近終わったばかりで、テナントはほとんど空いている。写真を撮ってSNSにアップしたら人気が出るかも」と述べており、現時点ではまだ見た目だけ日本風の張りぼて「日本街」のようだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)