列車内で食べる美味しい食事は鉄道旅行の楽しみの1つであり、中国ではインスタントラーメンが旅のお供の定番だ。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「高速鉄道はインスタントラーメンの持ち込みを禁止すべきではないか」というタイトルのスレッドが立てられ、高速鉄道の車内でインスタントラーメンを食べることの是非について、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 このスレッドを立てた中国人ネットユーザーは、かつてコンパートメント席が設けられた列車に乗車した時に、同じ座席となった3人の乗客が同時にインスタントラーメンを食べ始め、そのにおいに閉口した過去があるようだ。

 これに対し、もっとも多くの賛同を得たのは「中国にたくさんいる貧しい人びとにとってインスタントラーメンは手ごろな値段で買うことができる食事であり、それを禁止することはありえない」という意見だった。

 中国人は「温かい食事」を好むが、インスタントラーメンは「温かいうえに美味しく、しかも車両内に持ち込めるという条件をすべて満たす限られた食べ物である」とし、食べ物のにおいで他の人を不快にさせてはならないというのは大切なマナーであると認めつつも、それ以上に「貧しい人に配慮すべきことを考えれば、インスタントラーメンを食べることを禁じるべきではない」とのコメントが多くの支持を得ていた。

 また別の中国人ネットユーザーは、シューマイ、イカの燻製、柿の種そしてビールなど日本人が列車内で食べる食べ物を紹介。こうした食べ物から強烈なにおいが漂うことはないと指摘する一方、「民度の高い日本人だって、食べ物のにおいで他人に迷惑をかけることまでは配慮していないのではないか」といったコメントもあったが、日本人ならば新幹線のように密閉した空間でにおいの強い食べ物は避けようと思うのではないだろうか。

 一方、「列車内でにおいのきつい食べ物をたべるのは中国人のマナーの悪さや他人への配慮のなさを物語っており、日本人であれば決して他の人に迷惑をかけることはしない」というコメントに対しては、「インスタントラーメンのにおいくらいで口うるさく言う人は自己中心的」だという批判もあり、高速鉄道の車内でインスタントラーメンを食べることの是非については明確な結論は出ていなかった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)