日本とインドは2015年12月、ムンバイとアフマダーバードを結ぶ高速鉄道に日本の新幹線方式を採用することで合意した。合意から間もなく5年が経過するが、土地の収用が難航し、開業の延期は不可避な情勢だ。

 中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「インドが日本の新幹線を選び、中国高速鉄道を選ばなかったことをどう思う?」というタイトルのスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

 日本がインドの高速鉄道プロジェクトを受注した際、中国では「中国高速鉄道の建設コストは新幹線よりも圧倒的に安いにもかかわらず、インドが日本を選んだのは中印関係が良くないから」という声が上がった。当時はインドの決定に対し、中国では批判の声が多く聞かれたが、現在は失注したことをどのように思っているのだろうか。

 これについて、ある中国人ネットユーザーは「インドに高速鉄道を建設するうえでは日本以上に適格な国はない」とコメントを寄せた。日本の技術力やプロジェクトの進め方を高く評価しつつ、日印関係が良好であることをその理由として挙げたが、「正直、中国が受注しなかったのは幸運だった。このプロジェクトで日本とインドは共に大損するだろう」と主張し、このコメントは多くの中国人ネットユーザーの賛同を得ていた。

 また、インドの土地収用が順調ではなく、いつになったら工事が全面的に進むのか分からない状況であるうえ、高速鉄道プロジェクトに対する反対する人が今なお存在することを強調し、「中国としてはインドに対する不信感が拭えず、中国は受注しなくて正解だった」というコメントが数多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)