古くから文明が栄えた中国は、古来より近隣国に大きな影響を与え、日本や韓国にも古代中国の文化や習慣が色濃く残っている。しかし、現代においては日中韓3カ国の関係は必ずしも良好ではなく、「微妙」という表現が適切ではないだろうか。中国メディアの百家号は3日、「米国のせいで日中韓がぎくしゃくしている」と主張する記事を掲載した。

 なぜ日中韓は複雑な関係なのだろうか。記事は、日本と韓国がそれぞれ中国と正しい関係性を保っていないことに問題があると分析。そしてその元凶となっているのが「米国」だという。日韓はともに中国から影響を受けてきた国で、韓国に至っては中国の「属国」であった過去さえあるのに、「西洋の侵略者」のなすがままになり、中国をないがしろにしてきたと批判している。

 そのうえ、韓国は「中国を侵略者扱い」する一方で、中国の文化などの財産を執拗に狙ってきたと批判。これは中国由来の文化や習慣などを韓国起源だと主張することを指しているようだ。また、日本は戦時中に中国に対して「明らかな罪」を犯したが、米国の庇護のもと制裁を免れ謝罪の言葉もないと主張。また、経済的に一足早く豊かになった日韓が「中国を見下してきた」ことも、中国人が日韓を嫌う要因になっていると指摘した。

 そして、最も重要なこととして米国が日韓に与えた影響が非常に大きいと記事は分析。日韓は「米国の事実上の植民地だ」と論じ、アジア太平洋地域における米国の駒となっていて、中国に対抗するための盾となっているので必然的に中国は日韓との間で問題が起きやすくなっていると主張した。

 記事は一貫して、3カ国のゆがんだ関係性は日韓に問題があり、その黒幕の米国が主な原因であるとしている。中国はすべて正しいという前提で論じているようだが、日本と中国との関係性についていえば、中国人の日本に対する好感度は年々改善されているが、日本人の中国に対する好感度は非常に低いままだ。中国はまず自身の言動や態度をよく吟味した方が良いのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)