コインランドリーといえば、かつては洗濯機のない単身者や学生が利用するというイメージだったが、最近ではカフェが併設されているおしゃれな空間や、ガソリンスタンドに併設されたコインランドリーもあり、ずいぶんと様変わりしたようだ。
 
 すっかり魅力的になった日本のコインランドリーだが、中国人には抵抗があるようだ。中国メディアの百家号は19日、日本のコインランドリーについて紹介する記事を掲載した。中国ではほとんど見かけないため珍しく思ったようだ。

 記事の中国人筆者は、中国人なら普通「他人が使った汚い洗濯機で洗いたくない」と考えるもので、だから中国ではコインランドリーが普及しないのだと分析。これは、「他人の使ったものは汚いもの」という固定概念によるようだ。中国では、自分のものは大切に使うが、そうでなければきれいに使わないので、公共の場所がすぐに汚れたり壊れたりする傾向がある。

 しかし日本人は、他人に迷惑をかけないことを重視するので公共の場所も自分の家と同じように、時にはそれ以上にきれいにしようとするものだ。だからこそ、日本旅行に来た中国人が、口をそろえて日本の公共トイレはきれいでトイレットペーパーさえ盗まれていないと感嘆するのだろう。公共の場所は汚いと相場が決まっている中国とは大違いだ。

 しかし、中国人筆者の場合は留学先の宿舎にあった公共の洗濯機は非常に汚くてとても使う気になれなかったそうだ。街中にはコインランドリーが多くあったが値段が高すぎるため使用できず、手洗いすることにしたという。そのため洗濯に時間がかかり成績が下がったと愚痴をこぼしている。

 確かに、日本のコインランドリーは決して安くはなく留学生には負担になるのだろう。しかし、毛布など大型のものが洗えて深夜でも洗濯ができるメリットや、ダニや花粉を除去できるなどの魅力も多く、利用者の層は厚い。同じ中華圏でも台湾では日本のようなコインランドリーが増えており、将来的に中国も大きな市場となるのかもしれないが、中国の場合はまず公共の衛生観念を培うことから始める必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)