中国人が日本人のことを悪く言う時に「小日本」とよく言うが、これは日本が小さいというだけでなく、日本人が小柄だという意味も含まれていたようだ。実際、国立科学博物館のデータによれば、日本人の平均身長は江戸末期前後の男性で155センチと非常に小さかったそうだ。中国メディアの百家号は16日、日本人の身長は「ある食習慣の変更をきっかけに大きく伸びた」と紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、明治維新は日本を大きく変えたと紹介。西洋の影響を受け、経済、軍事、政治面で日本は大きな変化を遂げたが、庶民に直接関係があるのは「生活習慣の変化」だったことを強調。食習慣も変化したため、日本人の体格も大きく変わることになったという。

 そのきっかけを作ったのが、学問のすすめで有名になった福沢諭吉だと記事は紹介。幕府の使節として欧米に渡った諭吉は、牛乳や肉が力になると身をもって実感し、肉食の普及に努めたと紹介している。日本人は魚を食べるのに肉は食べないのはおかしいとも論じたそうだ。

 しかし、長い間肉食の習慣がなかった日本人には抵抗があったようで、明治天皇が進んで肉食を取り入れることで受け入れやすくしたと記事は紹介。その結果、肉食が庶民にも受け入れられたと伝えている。

 このように肉食が広がったことで日本人の身長は伸びていったと記事は分析。現在では2017年の時点で日本人男性の20~29歳の平均値は171.4センチメートルとなっている。

 食生活は健康な身体づくりに欠かせない。確かに、江戸時代は米と漬物ばかりで脚気が多く、動物性たんぱく質をとらなかったため、身長が全体的に低かった。ただ、今は逆に栄養過多が問題になっており生活習慣病が問題となっている。やはり何事もバランスが重要だと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)