学校で知識を教えることだけが教育ではなく、家庭で道徳やマナーを教えることも教育の一環だ。中国メディアの百家号は15日、「家庭教育とは何か」と題する記事を掲載し、日本で暮らす子どもの「生活能力」から日本と中国の家庭教育の「差」が分かると論じた。

 記事はまず、子どもの世話と仕事の両方に奔走する中国の親たちは毎日「くたくたに疲れている」と紹介し、それは仕事そのものの圧力に加えて、子どもの学校への送り迎えや子どもの食事の準備をする必要があるためだと説明。中国では給食や食堂のない学校も多いため、平日であっても子どもに1日3回食事を用意する必要がある家庭は少なくない。また「親が何でもやってあげる」のが子への愛情という誤解が、親を疲れさせる要因ともなっていると論じた。

 続けて、日本社会で生活する中国人の母親がこのほど、11歳になる息子の登校前の時間の過ごし方をSNSに投稿したところ、この小さな男の子は「中国人の親たちが羨ましくて仕方がない」と感じるほど「家庭教育でよく訓練されていた」と紹介、これが日本の家庭教育なのかと驚きを示した。

 たとえば、この男の子は毎日自分自身で起床することができ、母親が起こしに行く必要はまったくなかったと説明したほか、「朝食」でさえも自分自身で準備できるうえに、子どもたちにとってはとても忙しいはずの登校前の時間帯でも、時間を割いて犬の散歩に出かけていたと驚きを交えて紹介した。

 もちろん学校に必要な学習用具はすべてこの男の子自身で準備していたとし、これらすべての過程に「親の助けは一切必要ない」と説明、この男の子の「独立性」と「圧倒的な生活能力」は中国人ネットユーザーたちからの称賛を勝ち得ていると伝えた。

 ある教育方法が優れているかどうかを判断する鍵は、やはりその「成果」にあるだろう。記事は、日本で暮らす11歳の男の子が受けた日本社会における家庭教育は「中国人の親たちが羨ましくて仕方がない」と感じるほどの成果、つまりこの男の子に圧倒的な生活能力を身に着けさせることに成功していると指摘し、ここから日本と中国の家庭教育に大きな差があることが分かると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)