中国が国内総生産(GDP)で日本を追い抜き、米国に次ぐ世界第2位となったのは2010年のことだ。日本は今なお世界3位の地位を維持しているが、中国のGDP成長率は日本を大きく上回っており、GDPの差は拡大を続けている。

 中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、中国のGDPが日本を追い抜いてからすでに10年が経過したというのに、「日本から緊張感が感じられないのはなぜなのか」と問いかけるスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから様々な意見が寄せられている。

 スレッドを立ち上げた中国人ユーザーからすれば、日本と中国のGDPの差は拡大し続けているというのに「日本からは緊張感や焦りが感じられないのは不可解」だという思いがあるようだ。これに対し、別の中国人ユーザーからは、「日本人は緊張や焦りを感じるどころか、中国人観光客を諸手を挙げて歓迎していたぞ」というコメントのほか、「日本人はもう中国にGDPで勝てないことを悟ったんだろう」といったコメントが寄せられた。

 また、「日本が緊張を感じる問題は別にある」という指摘もあり、逆転されたGDPよりも韓国や北朝鮮との関係のほか、深刻化する少子高齢化、相次ぐ自然災害などのほうが「日本人からすれば焦りや警戒を感じる問題なのではないか」という声があった。

 そのほか、日本が世界に対して与える影響力は経済力ばかりではなく、「アニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーの影響力の大きさを認識しているがゆえに、日本人は経済規模で負けても気にしていないのではないか」という意見も寄せられたほか、「平和を愛する国である中国が発展すれば、その成長から恩恵を受けられるはずだ。日本は緊張や焦りを感じる必要はなく、むしろ中国の発展を喜ぶべきだ」という上から目線のコメントもあったが、このコメントは他のユーザーから大きな支持を得ていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)