中国メディア百度が日本の居酒屋について取り上げ、「なぜ日本人のサラリーマンは仕事の後に居酒屋に行くのか」との疑問を取り上げ分析している。

 記事は、まず日本の居酒屋の歴史について取り上げている。その歴史は古く、鎌倉時代には武士階級に酒を提供する場所が現れ、これが発展して現在のような居酒屋になっていったと分析している。

 では、日本人のサラリーマンはこれほど居酒屋が好きなのか、記事は4つの理由を挙げている。

 1つめは、居酒屋が食事とお酒を両方楽しめる店だという点。日本では食事とお酒を切り離して楽しむ傾向がある。ラーメンならラーメン、レストランでもお酒は提供されるがメインは料理だ。一方、居酒屋ではお酒も料理も両方楽しめるようになっており、お酒を楽しめる食事メニューが主に提供されている。

 2つめは、居酒屋でしか味わえないメニューがある、という点。狭い店内では店主がその場で料理を作り提供する。中には、裏メニューのような「隠しメニュー」や、店主がその時の思い付きで作るような料理もあり、どんなものが提供されるかは行ってみなければわからない、というのも居酒屋の魅力になっている。

 3つめは、他にはないリラックスできる空間、という点。居酒屋では客がリラックスしておしゃべりを楽しめるよう工夫されている。畳の席やカウンターの席、テーブル席などで仲間と気楽におしゃべりを楽しみながら食事とお酒を楽しめる空間は居酒屋ならではだ。中には立ち飲みスタイルのお店もあり、仕事終わりに手軽にお酒と料理を楽しめる。

 日が沈むころ、サラリーマンが同僚と連れ立って赤ちょうちんのぶら下がる居酒屋に向かう。そこは、単にお酒を飲むだけの場所ではない。この、居酒屋での憩いのひと時で疲れをいやし、ストレスを解放しているのだ、と中国メディアはまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)